
ジャズを聴いてみたいけど、まずは何を聴けばいい?
そんなあなたのために、ジャズ歴20年以上の筆者が独断と偏見で「とりあえずこれを聴けば大丈夫なジャズ名盤アルバム」をピックアップしてみました!
今回は、ジャズでポピュラーな編成のピアノトリオの名盤集です。
ぜひご参考になさってくださいね。
はじめてジャズにはこれ!おすすめアルバム5選【ピアノ編】
ビル・エヴァンス


ジャズピアノで名盤と言ったら、ジャズ好きがこぞって上げるのが、このアルバムでしょう。
「ワルツ・フォー・デビー」は、ジャズピアニストのビル・エヴァンスが1961年にNYの老舗ジャズバー「ヴィレッジ・ヴァンガード」で行ったライブを収録したアルバムです。
ライブ盤だけあって、食器の重なる音やお客さんのざわつきなども入っていて、これこそジャズバーで聴きたいジャズ!と思わせてくれます。
ビルエバンスの情緒あふれる演奏ももちろんですが、個人的にはドラムのポールモチアンの酸いも甘いも知り尽くしたブラシさばきに聞きほれる1枚です。



ビルエバンスの情緒あふれる演奏ももちろんですが、個人的にはドラムのポールモチアンの熟練のブラシさばきに聞きほれる1枚です。
オスカー・ピーターソン


ピーターソンは、アイガットリズムやAll The Things You Areなど、多数のスタンダードナンバーを生み出した、ジャズ界で知らない人はいない著名なジャズピアニストです。
聴く人をハッピーな気分にさせる演奏は、その後のジャズ界でもなかなか見られない存在です。
このアルバムでは、「これぞスタンダード」という名曲の数々を演奏しており、ジャズが初めてというかたにも是非聞いていただきたい名盤です!



ピーターソンに対するイメージは、「超絶技巧でハッピー」!
この方に影響を受けたピアニストは多いのではないでしょうか。
レッド・ガーランド


50年代後期に発表されたこのアルバムは、その後のジャズの模範となる最高傑作とも言われています。
ピアノ・ベース・ドラムが生み出す絶妙なハーモニーに恍惚せざるを得ないでしょう。



このアルバムは私が大学時代にジャズサークルの先輩からおすすめされたもので、その当時はもっとガツガツした演奏が好きだったので実はあまり聞いていませんでした笑
少したってから改めて聞いてみると、ジャズのコアな要素が宝石のように散りばめられている珠玉のアルバムだな…と関心した記憶があります。
キース・ジャレット


近年のジャズピアノトリオの代表格と言えば、やはりキースジャレットトリオを上げる方は多いのではないでしょうか。
数々の名作アルバムを発表している中で筆者が特におすすめなのが、このアルバムです。
99年夏、トリオのパリでのライブ演奏を記録したアルバムです。
ライブ盤の臨場感あふれる演奏をなんと2枚組でたっぷりと楽しむことができます。
ジャズスタンダードナンバーを大々的に取り上げていますので、ジャズが初めての方が曲を覚えるのにもおすすです。



このアルバムは大学時代に擦り切れるほど繰り返し聞いた思い出があります。
キース・ジャレットは歌いながらソロを弾くのが特徴の方なので、最初ビックリするかもしれませんが、聞きなれると段々病みつきになってくるのが不思議です 笑
ブラッド・メルドー


ブラッドメルドーは繊細なタッチと美しいハーモニーが特徴の現代ジャズ最高峰のピアニストの一人です。
こちらのアルバムでは、スタンダードナンバーを多く取り上げているほか、ポール・サイモンやレディオヘッドの曲も演奏しており、まさにこれ以降盛んになるジャズニューエイジの幕開けを感じさせる内容です。
言わゆるジャズ好きの方から言わせると賛否両論ではあるかもしれませんが、そういったこだわりにと捉われず、まず聞いてみていただきたい1枚です。



この人の演奏を聴いた時には、正直衝撃を受けました。
クラシカルな要素や幾何学的な要素を上手くジャズと融合させ、新しい世界観を作り上げた…ジャズは進化する音楽ということを実感させてくれる貴重なアーティストの一人です。
お気に入りを見つけて、ジャズにもっと触れてみよう!



いかがでしたか?
今回は、ジャズ歴20年の筆者が独断と偏見でセレクトしたおすすめピアノトリオのアルバムをご紹介しました。
YouTubeなどでも気軽に聴くことができますので、ぜひ今回ご紹介したアルバムを皮切りに、ジャズの奥深い世界にどっぷりとつかってみてくださいね♪





